強もみをしない理由

人に優しく触れられること・大切に扱われることは、心と身体に深い安心感と満足感をもたらすといわれています

また、ゆったりとしたタッチでリラックスを感じると

幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されることが分かっています

 

そして人は誰でも「大切に扱われたい」と私は思います

そんな気持ちを込めて丁寧にトリートメントをしていると

お客様の身体がゆるゆるになって喜んでいるなぁと感じることが多いからです

そして、トリートメント中や施術後に本音を話してくださることも多いです

「大切に扱われてる」と感じると人は心もゆるみ、身体の中に溜め込んだ要らないモノを出す力が強くなると感じます

 

 

当サロンが提供する中医アロマトリートメントは、優しい力で経絡や経穴(ツボ)を刺激しながら行うアロマトリートメントです

同時に血流やリンパも流れます

コリや張りがある部位をグイグイ押したり揉んだりすることはしません

 

本来滞りやすいリンパ液の流れるリンパ管は皮膚のごく浅い部位にあります

ここを強い力で刺激したり強もみをするとリンパ管は潰れてしまい、流れるものも流れなくなってしまいます

 

そして強もみをすると筋繊維も傷つきます

それを修復すると、より強い刺激に強く硬い筋肉になり、それを繰り返すとどんどん筋肉はガチガチになってしまいます

硬くしなやかさを失った筋肉は老廃物を溜めやすく、痛み(コリなど)を感じやすくなります

硬くなった筋肉は外から受ける感覚が鈍くなるので、さらに強さを求めてしまうのです

でも、痛みに慣れてしまうと感覚が麻痺してしまいます

強い刺激を受けてきた方は「もっと、もっと・・・強く!」となっていきます

または、マッサージを受けた後はスッキリするけどすぐ戻ってしまう・・という方も多いのではないでしょうか?

 

脂肪やリンパを流すのには痛みを我慢しないといけない!と思って我慢している方も多いと思います

本来痛みは「ストレス」です

ストレスを受けると身体にギュッと力が入りますよね

呼吸も浅くなると思います

ストレスを感じると中医学では五臓の「肝」が影響を受けるとしています

「肝」は自律神経のコントロールやストレスを受けとめる臓とされています

「肝」がバランスを崩すと、体内の気や血の巡が悪くなり代謝が落ち、臓腑もベストパフォーマンスを発揮出来ず、要らないモノを排出する力が弱くなります

 

お客様のことを考えるとこれはよくないと考えます

お客様の身体を壊すようなことはできません

 

リラックスを感じると自然に身体はゆるみ、体内の巡る力はアップします

中医学では欠かすことのできない身体の構成成分である「気血水」が滞ることなくスムーズに巡ることで

余分なものは排出(デトックス)し、必要なもの(気血水など)は作られ、きちんと有るべき場所に貯蔵して

心も身体も健やかで健康な状態に導きます

  

私自身、強もみや強い圧が苦手です

強い施術を受けると身体に力が入り、全然リラックスできず逆に疲れて帰ることもありました

終始身体が緊張して力が入っている状態だから呼吸も浅く無理もないですよね

痛いので途中で息を止めている時間もありました

 

強い力でなくてもゆったりとして、しっかりと手が密着した心地の良いアロマトリートメントでも満足感を得られます

継続することで不要なものが排出しやすい身体になっていくので心身ともにスッキリします

 

強もみや強い圧、痩身エステのような揉み出しがお好きな方には物足りないかと思いますが

ご理解いただけた方にはお越しいただけると嬉しいです